『岸辺露伴は動かない』は、人気漫画『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズのキャラクター・岸辺露伴を主人公とした物語で、同名漫画が原作。露伴は、『ジョジョ』シリーズ第4部『ダイヤモンドは砕けない』に登場する漫画家で、対象(相手)を本にして記憶を“読む”能力を持つスタンド使いで、『岸辺露伴は動かない』では、露伴が漫画執筆のために訪れた取材先で見聞きした奇妙な体験を描いたスピンオフ作品となっている。
28日に放送されたのは、原作漫画でもある『富豪村』で、露伴が漫画編集者の泉京香と打ち合わせをしている際、山奥の別荘を買う話を漫画にしないかと提案される物語。露伴は反対したが、実際に別荘を買うのは泉であり、好奇心と興味に背中を押されて、彼女の付き添いという名目で同行取材して、マナーをテーマにした“奇妙な”出来事に巻き込まれる…。
ドラマが放送されると、原作同様の奇妙な雰囲気の物語、露伴の特殊能力(スタンド能力)で指示を書き込むこともできる「ヘブンズ・ドアー」をうまく再現しており、ネット上では「高橋一生さんと岸辺露伴のシンクロ率えげつねぇな」「役者さん達のはまり具合が見事でしたッ!」「完璧な実写ドラマ化過ぎ」「『原作のビジュアルに似せる』のではなく、『原作の雰囲気に似せる』という選択が実写における最適解だという事をよく理解しているし、ジョジョの実写化の理想形を体現したという感じが凄い」などと絶賛。
高橋の演技にも「岸辺露伴は原作からしてもガキ相手に大人気なく本気を出して、勝ったらメチャクチャに喜ぶような男なので、マナー違反指摘ボーイがマジで悔しがる様を見た時のあの高橋一生の表情、全ての岸辺露伴ポイントの条件が揃ってて最高なんだよな」とハマり役の声が出ている。
また、『ジョジョ』シリーズでは、「ディオォォオオーッ! 君がッ! 泣くまで! 殴るのをやめないッ!」「俺は人間をやめるぞ! ジョジョーッ!!」などと、「ッ」(小さい“ツ”)を使ったセリフが度々登場する。そんな中でドラマの字幕では「非常にッ」「生半可な作法で侵入していい場所じゃあないッ」と「ッ」を使った露伴のせりふが流れていた。
字幕を表示して見ていた視聴者からは「スゴクいい! いい字幕だ! ジョジョのリスペクトといい理解度といい こういう真摯な実写の字幕が出せるんなら岸辺露伴は動かないは『良好』だ!」「露伴先生のセリフの字幕がジョジョだw」「ちゃんと字幕も「ッ!」なのね」「岸辺露伴は動かない、字幕までこだわっててすごい。他にも普通なら『』つけないような単語にバンバン付けてるし愛を感じる」などと、制作のこだわりを感じた声があがった。なお、放送終了後はツイッターで「#岸辺露伴は動かない」がトレンド1位になり、大いに盛り上がっていた。(※28日午後11時半ごろ)。
ドラマは今後、29日、30日の午後10時より放送される。からの記事と詳細
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